2005年度
ネイチャー
目と足と感性で学ぶ地球のダイナミズム

 自然の中に誕生し、繁栄して、文化としての学問や科学を作り出してきた人類。そのメンバーであるわれわれは21世紀を迎えた今、何を知り、何を考えなければならないのだろう。ここでもう一度自然に立ち返り、科学とは何か、学問とは何かを考え、自然科学が何を明らかにしてきたかを考えたい。このような視点の下で、自然との接点をもちながら楽しく科学することで、21世紀に求められる“教養”を育むための場がこのカレッジである。実験や実習、野外活動も交えた多彩なカリキュラムが待っている。

《設置の趣旨》
 自然の中に生きる人間として、 自然の中で自然を理解すること、 それを通じて学ぶ面白さとその意義を実感すること、 これがネイチャー・テーマカレッジの大きな目的です。 自然の中に誕生し、 繁栄して、 文化としての学問、 科学を作り出してきた人類、 自然から隔絶して生きられない人類、 また一方で、 極度に発展したテクノロジーなしには生きることができない現代人、 そのメンバーであるわれわれは21世紀を迎えた今、 何を知り、 何を考えなければならないのでしょうか? ここでもう一度自然に立ち返って、 その中で、 「科学とは何か?」 「学問とは何か?」 を考えること、 あわせて、 人類の一つの活動である自然科学が何を明らかにしてきたか、 何を明らかにしているかを知ることがわれわれに求められています。 このような視点の下で、 知識の詰め込み教育から飛び出し、 自然との接点をもちながら、 楽しく科学することで、 21世紀の社会を支える若者のしっかりとした土台としての“教養”をはぐくむ場が“ネイチャー・テーマカレッジ”です。
 ネイチャー・テーマカレッジには、 上級レベルも含め合計26科目の演習と20科目をこえる関連する科目が配置され、 実験や実習、 野外活動も交えた多彩なカリキュラムの中で様々なテーマで自然と自然科学の世界を探求することができます。 2004年度から一部の領域に設置される上級レベルのプログラムは、 系統的学習により、 自然・地球・環境に対する高いレベルの理解を目指します。 最終到達点として 「自然科学テーマ研究」 が設定されており科学研究の世界に一歩足を踏み入れることができます。 皆さんチャレンジしてみませんか?
《テーマカレッジの教育方法の特徴、 方針など》
 ネイチャー・テーマカレッジの特徴は、 自然科学を若者の人間形成のための重要な教養として位置付けした上で、 これまでの分野縦割りのカリキュラムではない、 分野横断型、 テーマ指向型、 問題発見型教育を、 自然を接点として実践する場であることです。 ここで展開される科学教育はもはや、 知識を蓄える学習ではありません。 自然の中で自らテーマを見出し、 解かれていない謎に積極的にチャレンジし学習し、 それを通じて学ぶ面白さを体感してゆく場です。
 ネイチャー・テーマカレッジでは、 セミナーの時間帯を主に 6 時限に設定しています。 このねらいは、 参加者が落ち着いてじっくり学習することにあります。 また、 野外の学習を重視して、 集中方式の演習や関連科目も設置しています。 このような、 時間割は、 第二文学部や社会科学部の学生も履修しやすい環境です。 「サイエンティフィックアドベンチャー」 はネイチャー・テーマカレッジに所属する複数ゼミの担当教員が参加し、 自然に出て、 宇宙から地球、 生物、 数学など多様な内容を学習することを目指す科目です。 この科目は、 「実験と映像で探る自然」・「アメリカ西部で学ぶ地球の歴史 」・「ロッキー山脈の大自然:地質・生態・進化 (2005年度休講)」 と合わせ、 ネイチャー・テーマカレッジの主要関連科目です。
 2004年度から一部の演習に上級レベルクラスを設定されています。 1 、 2 年次の演習で発見したテーマについて継続して探求し、 その理解をさらに深めることが可能となりました。 それと連動した 「自然科学テーマ研究」 ( 3、 4 年次に履修) も設定されました。 理系の卒業研究レベルの探求にチャレンジする科目です。
《課外活動、 全体活動等の計画など》
 研究面での進展が顕著な自然科学は、 同時に教育面でもその内容の評価と見直しが常に求められています。 このような観点から、 ネイチャー・テーマカレッジはその存在も含め、 テーマカレッジ内の全科目について 3 年を時限として評価し、 見直しを行っています。 演習と講義科目に関する学生の意見を積極的に聴取し、 それをカリキュラムに反映させる予定です。
《履修要件》
 積極的に取り組む学生を希望します。 希望者は 3 月28日 (月)(または29日・30日) のテーマカレッジ説明会に必ず出席してください。 担当教員が直接説明、 面接を行います。 説明会に出席できない場合は、 科目登録前に、 6 号館 2 階の自然科学部門事務所でアポイントメントを取ってネイチャーテーマカレッジ担当教員の面談を受けてください。
 2004年度から設置された上級レベルの演習 ( 2 年度生以上) は、 原則としてその下位のレベルの演習の単位を取得していることまたはそれと同等以上の学力を身につけていることが履修の条件となります。 また、 関連科目の単位取得または履修中であることが要件として設定されます。
 また、2005年度から実質的にスタートする「自然科学テーマ研究」(A:前期、B:後期)は上級レベルの演習を履修済みまたはそれと同等以上の学力を有する3年度生以上が履修資格をもちます。

下の図中のセンター設置科目については、科目名をクリックするとその科目の講義要項が表示されます。